こんにちは 女将のあっちゃんです
もうすぐ…お盆ですね。
先日、オタク系の社長がお客様から頂戴した桃のうち数個を持って帰ってきました。
桃… 春ちゃん。。
私には、春ちゃんというお友達がおりました。
お互いに信州大学病院に入院中同室だったことから、友人になりました。
彼女は、肝臓移植後 免疫抑制剤を摂取してました。。そして、今度は、癌と闘っておりました。
抗がん剤治療中… 私達は、いろいろな話をしました。
彼女は、退院できたら… 「私は、働きたい！とにかく働きたい」と、語ってました。
ハツラツとして、明るくて☆食事も好き嫌いが無くて…いつも、私を気にかけてくれた春ちゃん。
暑い、暑い夏でした。。
ある日、いまは亡き母と私の姉が病院にお見舞いに来てくれました。
母は、「今日は、奮発！して、すごい＾＾桃を買ってきたんだよ！
どうせ食べるなら美味しい桃がいいだろう！？」そう言って、
大きくて～芳醇な素晴らしい香りの桃を、病室全員に１個づつ…配ってくれました。
入院患者にとり食べるという事は、とっても大切なのです。
命の源であると共に、食は幸せの原点でもありますから。。
同室４名で大感激！！！して、大きな桃の香りを…季節感に…幸せを噛み締めながら
みんなで、春ちゃんと、桃を食べました。
みんな、「なんて！美味しいの～！甘～い」と、大騒ぎでした。
人が喜ぶことが大好きだった母、あの時の桃は一生忘れませんよ＾＾
それから、５ヶ月ほどしてです 春ちゃんは、亡くなりました。
病院にて…看護師さんが 「最後まで彼女らしかった、頑張った」とおっしゃりました。
そして、私にしっかりするように！と、手を握って下さいました。
信州新町へと、ご葬儀へ伺うと…
春ちゃんから角膜をいただいて感謝いたしますと、関係者の方々がみえてました。
私は、「春ちゃん（あなたの）瞳が人を助けたよ！あなたらしい」と、尊敬し…祈りました。
自身の希望があっても…きっと彼女の病状から、他の部位提供は難しかったのだと思われます。
あれから、１３年… が、経つのでしょうか。。
もうすぐお盆… 先祖だけでなく、多くの御霊に手を合わせたいと思います。
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